「宝塚記念」回顧。
■レース概要
6月28日(日)、阪神競馬場で行われた「宝塚記念(3歳以上・G1・芝2200m)」。2番人気のクロノジェネシスが優勝。勝ちタイムは2分13秒5。
クロノジェネシスは、父バゴ、母クロノロジスト、母父クロフネという血統。
【着順】
1着:クロノジェネシス
2着:キセキ
3着:モズベッロ
■レース回顧
スタート後、直線で無理に内に入れること無く中団に位置。その後、道中も中団でレースを進め、3コーナー辺りでギアを切り替え前に移動。
内に入ること無く、終始外を回った競馬は、レース前に雨が降ったことを考えると、好騎乗と言えそうだ。
最終コーナーを外から回ると、後は一人旅と言わんばかりの展開、最後はメンバー上がり最速をマークし、2着に6馬身差をつけて完勝。
デビューからコンビを組んできた北村友一騎手。レース後のインタビューで「馬が強くて、自然と上がっていってしまったという感じです。」という言葉があったが、ほんとうにそのとおりで、タフな馬場でこれだけ強い競馬を見せされると何も言葉がでない。ただただ凄いとしか言いようがない。
今回の勝利で、通算成績が10戦6勝 [6-2-2-1]となった。牝馬三冠は逃しているが牡馬混合のG1を勝利した経験は今後に期待が持てる。
世代牝馬のエース的な存在だったが、今回で現役牝馬トップクラスを証明できたと言って良いのでは無いだろうか。今後の活躍に期待したい。