【安田記念】注目馬!インディチャンプ(見解)
■安田記念・マイルCS制覇
昨年の「安田記念」「マイルCS」と春秋マイルを制覇し、JRA賞最優秀短距離馬に輝いたインディチャンプ。その後、「香港マイル(G1)」7着で大敗するものの、「中山記念(G2)」4着、「マイラーズカップ(G2)」1着と成績を上げている。
「香港マイル」は馬群に閉じ込められ思ったようなレースが出来なかったのが敗因。本来の力を出し切る前にレースが終了してしまった印象だ。一方「中山記念(G2)」は、トップハンデ(斤量58キロ)と距離延長(1600→1800m)という点でベストな条件では無かった。4着はむしろ評価してもよいかもしれない。
■鞍上、福永祐一騎手
鞍上は、これまで数々の重賞でコンビを組み、勝利してきた福永祐一騎手。先週、コントレイルで日本ダービーを完勝し、現在もっとも勢いのある騎手と言っていいだろう。実力は言うまでもなく、騎手の不安はまったく問題ない。
■不安はアーモンドアイとの実力
昨年、アーモンドアイは不利を受けたが、脅威の末脚で巻き返しを見せタイム差無しの3着と負けて強し、と言わんばかりの競馬を見せた。不利がなければアーモンドアイが勝利していただろう。
今年、アーモンドアイは「ヴィクトリアマイル(G1)」を完璧な走りで圧勝。あのような走りをもう一回できるようであれば、インディチャンプが勝つのは厳しいだろう。ただし、完璧な競馬を2度続けられるかというと疑問、逆にインディチャンプが完璧な走りをし、アーモンドアイが思った競馬が出来なければチャンスはある。
前走「読売マイラーズC(G2)」では相手が弱かったとは言え、2馬身差をつけて勝利と能力の高さを示せた。今回のメンバーではマイラーとして一線級と見ていいだろう。上位争いは固い。