【マイラーズC】インディチャンプ（見解）
■昨年、春秋のマイル王
昨年、「安田記念（G1）」制覇、「マイルチャンピオンシップ（G1）」制覇と、春秋マイル王に輝いたインディチャンプ。
前走「中山記念（G2）」は4着と馬券に絡むことが出来なかった。
主な敗因は「メンバートップハンデ58キロ」「得意のマイルから200mの距離延長」か？いくつか考えられるが、1着ダノンキングリー、2着ラッキーライラックはその後「大阪杯（G1）」に出走し、それぞれ3着、1着という結果を上げていることを考えると、“中山記念が豪華メンバーだった”ということがわかる。
■鞍上、福永祐一騎手
鞍上は、先週の「皐月賞（G1）」を制した福永祐一騎手。5大クラシックを完全制覇し、勢いに乗っている騎手と言っていいだろう。
インディチャンプには3歳春からほとんどのレースで騎乗している。馬との折り合い・コンタクトも問題ないはずだ。
■不安は2点（G2未勝利・斤量）
1つ目は「G2未勝利」という点。
G1を2つ制覇、G3も昨年「東京新聞杯」で勝利している。そんな実力のある馬が、G2に関しては3戦0勝 [0-0-1-2]という成績でここまできている。連対もしていない成績をみると不安が無いとは言いづらい。
2つ目は「斤量58キロ」という点。
昨年の「毎日王冠（G2）」、前走「中山記念（G2）」を斤量58キロで出走し敗退している。一概に斤量の問題とは言えないが、斤量58キロを背負っての出走は注視するべき点といえるだろう。
昨年のマイラーズCに出走し4着と苦い思いをしているインディチャンプ。今回のメンバーを見る限り明らかに実力・実績共にずば抜けていると言いたい。
目標は「安田記念（G1）」だろうが、ここで躓くわけにはいかない。昨年のマイル王者として貫禄あるレースを期待したい。
