皐月賞、サリオス(見解)
■3戦3勝 [3-0-0-0]
現在3戦3勝 [3-0-0-0]とデビューから無傷の3連勝中。
2走前の「サウジアラビアRC(G3)」では、メンバー上がり最速をマークしレコード勝ち。続く2歳の暮れの大舞台「朝日FS(G1)」では2馬身半差を付けてこちらもレコード勝ちと、充実した2歳を過ごした。
■鞍上D.レーン騎手
鞍上は新馬戦ぶりとなるD.レーン騎手。新型コロナウイルスの影響により来日が危ぶまれていたが、既にクリアしたようだ。
昨年春に初来日し、G1を含む数々の重賞を制覇と「レーン旋風」は凄まじかった。暮れの「有馬記念」ではリスグラシューの引退レースを勝利に導いたのは記憶に新しい。
これほどの騎乗実績がある騎手が鞍上となれば力強い味方となることは間違いないだろう。
■不安材料は!?
不安は「長期休み明け」「距離(初中山・芝2000m)」の2つ。
昨年のサートゥルナーリアのホープフルSからのぶっつけ本番で優勝しているケースがある。それほどマイナス材料と考える必要なないのかもしれない。
「距離」に関しては、これまで一貫して芝1600m(マイル)を走ってきただけに、400メートルの距離延長にどのように対応するかがポイントとなりそうだ。もっとも、父ハーツクライ、母父Lomitasの血統で、これらの競走馬実績・血統背景を踏まえると中距離は十分こなせそうではある。
現在、下馬評では3強(他、コントレイル、サトノフラッグ)となっている。不安材料はあるが、メンバー屈指の実力馬、ここは問題ないと考えたい。