こんにちは。
今日は、「高松宮記念×グランアレグリア」というテーマで記載します。
3月29日(日)に中京競馬場で開催される春のスプリント王決定戦「高松宮記念」。今年は近年稀に見る好メンバーの争いになりそうだ。
昨年の「スプリンターズS(G1)」を制したタワーオブロンドン、高松宮記念連覇が懸かるミスターメロディといったスプリント界の実力馬が参戦。そして、マイル界から、ステルヴィオ、ノームコアといったG1ホースも参戦している。
その中で中心にいるのが昨年の「桜花賞(G1)」覇者グランアレグリア。昨年の「JRA賞最優秀3歳牝馬」にも選出した馬だ。今回、人気上位に位置しているグランアレグリアに注目してみたい。
【記事のポイント】
・6戦4勝 [4-0-1-1]
・相手は一線級のスプリンター
・ディープ産駒の芝1200m実績に不安
■6戦4勝 [4-0-1-1]
【2歳】
デビュー戦でメンバー上がり最速をマークし1番人気に応え勝利を飾った。勝ち時計1分33秒6、新馬戦のコースレコードとなる。2着は後の「阪神ジュベナイルF(G1)」馬ダノンファンタジー、ハイレベルな戦いが予想できる。
続く「サウジアラビアRC(G3)」を問題なく勝利し、暮れの大一番「朝日FS(G1)」に挑むも3着に終わった。
【3歳】
3歳の始動は、ステップレースを踏むこと無く「桜花賞(G1)」へ直行。レースは後半独断状態で圧勝。勝ち時計1分32秒7は、前年のアーモンドアイを0秒4上回るレースレコードとなる。続く「NHKマイルC(G1)」は精細を欠き5着。
休養明けで挑んだ前走「阪神C(G2)」は初の芝1400メートル。道中、良いポジションでレースを進め、メンバー上がり最速をマークし5馬身差の完勝。
■相手は一線級のスプリンター
先に述べたとおり、春のスプリント王決定戦というだけあって、一線級のスプリンターが揃う。(下記参照) 距離短縮の前走「阪神C(G2)」ではレース運びが上手く5馬身差で完勝、これなら芝1200メートルのスピード対決でも力負けしないと考えたい。
【主な出走予定馬】
・タワーオブロンドン:2019スプリンターズS制覇
・ミスターメロディ:2019高松宮記念制覇
・セイウンコウセイ:2017高松宮記念制覇
■ディープ産駒の芝1200m実績に不安
ディープインパクト産駒は多くいるため、どの距離でも実績を挙げている。明確に不適切な距離があるわけではないが、“芝1200メートルは基本的に得意ではない”とみるのが妥当だろう。(下記参照)
【芝1200mにおけるディープ産駒の傾向とは?】
・好走率が高いのは1500m~2400m
・1400m以下や2500m以上の距離では好走率が若干ダウン
現在『netkeiba.com』予想オッズでは高評価。これまでの実績をみれば当然かもしれないが、マイル路線で活躍した馬、舞台が違うのは確か。不安はある。
しかし、これまで2歳新馬、桜花賞ではレコード決着、また距離短縮で挑んだ1400メートルでもスピードに乗って完勝してきた実績がある。
これまでと舞台は違えどメンバー屈指の能力馬であり実績馬でもある、一線級のスプリンターが集まったレースだが、ここは素質で凌駕できるのではないかと期待の方が大きい。
いよいよ春の競馬シーズンが開幕、本格化する。スプリンターだけでなくマイル路線で活躍してきた実力馬が集結、これほど楽しみな要素がある開幕は無いだろう。