【阪神大賞典】出走予定馬全頭見解

こんにちは。

今日は「阪神大賞典、出走予定馬全頭見解」というテーマで記載します。

 

 

■キセキ

G1に注目すると、成績は10戦1勝[1-3-1-5]と馬券圏内率50%、掲示板に広げると70%になる。今回のメンバーで、これ程の実績を持った馬はいない。またG1ホースもキセキただ一頭だけというのも注目ポイントだ。

 

昨年の暮れの有馬記念を5着と国内トップクラスの実力を示した。距離の3000メートルに関しても菊花賞を勝利した実績がある、キャリアも十分、メンバーでは明らかに格上の存在だ。

 

鞍上は現在(3/15)リーディングジョッキーの川田将雅騎手、勝利への条件は揃った、ここは手堅く勝利しておきたい。

 

 

■ユーキャンスマイル

G1制覇は無いものの、どんな条件でも堅実に末脚を伸ばしてくれる能力の高さはメンバー屈指と言っていいだろう。この馬の強みは、直線での「末脚」。淀みない展開になれば好走の可能性は高まる。

 

阪神大賞典でキングカメハメハ産駒が勝利したことが無い点が気がかり。自身を持って重い印を打つのは気が引ける。

 

 

■メイショウテンゲン

前走「ダイヤモンドS(G3・芝3400m)」をハナ差で惜しくも2着。出遅れながら健闘した。2走前「ステイヤーズS(G2・芝3600m)」は4着と馬券に絡めなかったが、この馬の強みである追込が発揮された結果には評価したい。

 

鞍上は松山弘平騎手。3/15現在、今年のリーディングジョッキー5位と好調だ。主戦騎手池添謙一からの乗り替わりだが、ここは変にマイナス評価はしないでいいだろう。実力、鞍上面で侮れない一頭だ。

 

 

■ボスジラ

兄は「菊花賞(G1)」3着など長距離で活躍しているポポカテペトル。血統背景は悪くなさそうだ。「早春S(3勝クラス)」を勝ち、現在3連勝中のボスジラ。今回重賞初挑戦となる。関西圏への輸送は初めて不安はあるが、この勢いは侮れない。

 

 

■メロディーレーン

出走予定馬の中で唯一の牝馬、紅一点だ。父オルフェーブル、父父ステイゴールド、系統で言うとTサンデーになる。直近5年で見ると、2017年以外すべてTサンデー系が勝利している。連対だと100%だ。血統面で考えるとメロディーレーンにとってプラス材料と言える。

 

持ち味は「スタミナ&加速力」、淀みない展開で底力勝負になれば、この馬の上位争いは現実味を帯びてくる。

 

 

■タイセイトレイル

2019年の秋から重賞デビュー、1戦目の「アルゼンチン共和国杯(G2)」で2着と幸先の良いスタートを切ったが、続く「ジャパンC(G1)」は15着(最下位)となった。2020年は重賞を4着→5着と掲示板には入っているもの、上位との着差が開き過ぎているのが気になる。

 

実績は人気上位と比べ見劣りするが、ハーツクライ産駒は昨年、一昨年で連対している。評価に関係無く、何かしらの印を打っておきたい。

 

 

■ムイトオブリガード

「アルゼンチン共和国杯(G2)」を2着→1着(2年連続連対)、その他東京コースでの好走が多い馬。東京だけに絞ると7戦4勝 [4-1-0-2]と連対率70%超えと、東京巧者と言わんばかりの実績を持っている。

 

一昨年に同レースに出走し8着以来の舞台、タフな舞台への対応力がポイントとなりそうだが、東京巧者の実力が活かせる場面はそう多くないだろう。

 

 

■トーセンカンビーナ

重賞未勝利、唯一出走した「青葉賞(G2)」は16着(最下位)。格下レースに出走しほぼ“出遅れ”という問題ある馬。

強みは直線の末脚だが、重賞で活躍するのはもう少し先の話だろう。

 

 

■ドレッドノータス

ここ数年凡走が続き、昨年秋の「京都大賞典(G2)」で約4年ぶりの重賞Vになった。もともと、「京都2歳S(G3)」を制している素質馬。「アンドロメダS(OP)」など京都を舞台としたレースでは好走が目立つ。阪神の適応力が求められそうだ。

 

 

■レノヴァール

重賞未勝利、さらに昨年の秋の「京都大賞典(G2)」で14着大敗と、実績面で信頼するような材料がない。

 

ただ、直近2走(重賞含む)の長距離でいずれも上がり3位の末脚を発揮、3着・4着と敗退しているが距離適性は見せた。ローテが短いのが気になるが、適正に魅力を感じる。何かしらの印を打ってもいいかもしれない。