こんにちは。
今日は「阪神大賞典×メロディーレーン」というテーマで記載します。
3月22日(日)に阪神競馬場で行わなれる「阪神大賞典(G2・芝3000m)」。紅一点のメロディーレーンに注目してみたい。
【記事のポイント】
・2019年「菊花賞」5着
・紅一点
・血統面:プラス材料
・脚質面:プラス材料
■2019年「菊花賞」5着
この馬の認知が上がったのは昨年の「菊花賞(G1)」だろう。340キロと小柄な馬体で出走となれば競馬ファンなら注目せざるを得ない。
レースは後方からの展開で、最後の直線で一気に加速、メンバー上がり最速の末脚をマークし、450キロ前後の同世代の牡馬をかき分け5着に滑り込んだ。
馬券には絡めなかったものの、12番人気の低評価を裏切る形で掲示板に入ったのは衝撃だった。
■紅一点
今回の出走予定馬の中で唯一の牝馬、紅一点だ。
直近5年を見ると、2019年コルコバード10着、2015年デニムアンドルビー2着、フーラブライド5着と圧倒的に牝馬の出走が少ない。さらに歴史を振り返ると、牝馬での優勝はゼロというデータもある。
単純にデータだけでみると、優勝へのハードルはかなり高そうだが、デニムアンドルビー2着がある、牝馬=凡走ということでもなさそうだ。
■血統面:プラス材料
父オルフェーブル、父父ステイゴールド、系統で言うとTサンデーになる。直近5年で見ると、2017年以外すべてTサンデー系が勝利している。連対だと100%だ。
血統面で考えるとメロディーレーンにとってプラス材料と言える。
■脚質面:プラス材料
本レースは、3~4コーナーあたりで内を突く加速をみせつつ先頭集団に進入し、最後の直線で末脚を使ってスパートできる器用さが求められる。
レース傾向はスローペースになることが多く、今回も極端な逃げ・先行馬はいないため、傾向に当てはまりそうだ。
メロディーレーンの持ち味は「スタミナ&加速力」、淀みない展開で底力勝負になれば、この馬の上位争いは現実味を帯びてくる。
斤量53キロで走れるのは有利だが、キャリア通じてまだ重賞を勝っていない、唯一勝ったレースも「未勝利戦」と「1勝クラス」の2つのみ、流石にここでは他のメンバーと比べ実績面で見劣りしてしまう。
挑戦者であることは間違いないが、菊花賞のように展開がハマれば上位争いは十分にあると考える。ここで好走し、春の天皇賞へ名乗りを挙げることを期待したい。