こんにちは。
今日は「京都記念×カレンブーケドール」というテーマで記載します。
2月16日(日)に京都で行われる「京都記念(G2)」。国内外のビッグレースを目指す有力馬が、年明け後の始動戦として出走するケースが多いレース。
2010年ブエナビスタ、2007年アドマイヤムーン、さらに古くは2000年テイエムオペラオーなどと言った勝ち馬はこのレースの後、重賞レースで活躍を見せた。
現在、予想オッズ(※)で上位人気のカレンブーケドールに注目してみたい。
■重賞未勝利
現在、9戦2勝 [2-4-2-1]で、勝ったレースは「2歳未勝利」と「スイートピーS(L)」。人気上位に位置しているが実は重賞の勝ち星が無い。それでも人気があるのは、昨年の春以降のレースで挙げた安定した成績によるものだろう。
「スイートピーS(L)」を勝利して以降、「オークス(G1)」2着、「紫苑S(G3)」3着、そして「秋華賞(G1)」「ジャパンC(G1)」を連続で2着と馬券圏内100%で重賞を歩んでいる。
特にオークス、ジャパンCなどは、コンマ1秒の差での敗退という内容で、重賞で勝ち星こそ無いが、G1級ということは立証済みであり、伝統のレースで重賞未勝利馬が人気しているのも納得できる。
■クロノジェネシスにリベンジ
この馬に立ちはだかるのはクロノジェネシス。先日の記事(※)にも書いたが、2頭ともクイーンC、優駿牝馬、秋華賞と同じ舞台で戦ってきた相手。
現在、カレンブーケドールは1勝2敗とクロノジェネシスに負け越している。もちろん他も馬もライバルだが、秋華賞で人気を背にして2馬身差の敗退の屈辱はリベンジしたいところだろう。
■斤量53キログラム
斤量53キログラムはメンバーの中で最も軽ハンデとなる。これは魅力的。
■鞍上津村明秀騎手、4連敗中
「スイートピーS(L)」からコンビを組んできている津村明秀騎手。初コンビの「スイートピーS(L)」で勝利したものの、それ以降人気を背にしながら敗退もあるなど4連敗。
この馬でG1を3戦し全て2着は好走という判断もありだが、逆に言うと「勝ち切れない」と考えることもできる。格下のレースである本レースでは“5度目の正直”で人気に応え勝利したいところ。
来月ドバイで行われる「ドバイシーマクラシック(G1)」に挑戦する予定。重賞未勝利の馬にとって“海外へのたたき台”と言っている場合ではない、むしろ重賞初制覇した上で、堂々と世界に挑戦してほしいところだ。
メンバーでは能力上位、牡馬相手でも引けはない、今年始動戦を勝って弾みをつけたい。