こんにちは。
今日は「東京新聞杯全頭見解」をテーマに記載します。
2月9日(日)に東京競馬場で行われる「東京新聞杯(G3)」。G3だが、意外とG1レースで活躍した馬たちが集結するレース、今後のマイル路線を占う上でも重要な一戦。予想の参考になれば幸いだ。
■レッドヴェイロン
母エリモピクシー、現役時代は芝1600メートルを中心にマイル路線で活躍した馬。繁殖牝馬となり産駒たちの中にも芝1600メートルで活躍する馬を多く輩出している。
芝1600メートルでは7戦3勝 [3-2-2-0]、また東京だと4戦2勝 [2-1-1-0]だ。1600メートル、そして東京実績どちらにおいても好走実績を持っている。今回の舞台にこれほどピッタリな馬がいるだろうか。期待しかない。
■ヴァンドギャルド
父はディープインパクト、同レースと相性の良い血統。昨年の秋に3連勝し一気にオープン入りした、現在上り調子の馬だ。期待の素質馬、目が離せない。
■プリモシーン
昨年の「ヴィクトリアマイル(G1)」で2着となった馬。その後「中京記念(G3)」で3着だったが、続く2戦を2桁着順と大敗している。斤量56キロは牝馬でトップハンデ、これがどこまで影響するか。G1実績はあるが不安は残る。
■サトノアーサー
父ディープインパクト、先に記載したとおり同レースと相性が良い血統。G1級ではないが、重賞でコンスタントに馬券圏内の成績を残している実力馬。特に阪神での成績が6戦2勝[2-3-1-0]と抜群の結果を残している。一方東京では5戦1勝[1-0-1-3]、ここでは実力上位でも東京実績が気にかかる。
■レイエンダ
2017年ダービー馬レイデオロの全弟レイエンダ。東京での実績は5戦2勝[2-1-0-2]と悪くない。長い直線との相性はいいのだろう。上手く脚を溜めて良い位置取りから末脚展開となれば上位争いはできるはずだ。
■クリノガウディー
一昨年の「朝日杯FS(G1)」で2着、素質馬として期待されたが結果が繋がらない。「中京記念(G3)」では久しぶりに力をアピールできたが、その後は凡走続き。上位人気馬に比べると実績の物足りなさは否めない。押さえ程度か?
■シャドウディーヴァ
昨年、各クラスの重賞に出走し「フローラS(G2)」2着止まり、その他は凡走だった。中距離路線から一転して初マイルが不安、また距離は違えど東京実績が6戦1勝[1-3-1-1]と好走続きという点は期待。不安と期待が入り混じった馬、今後を占う意味でも重要な一戦になりそうだ。
■ケイアイノーテック
2歳から3歳春シーズンまで7戦3勝[3-2-1-1]、「NHKマイルC(G1)」まで制したG1馬だ。問題はその後の成績、1回も勝利していないどころか馬券圏内にも入っていない。昨年はダート戦、中距離を試すなど一貫性に欠けるローテ。不安は多いがこのメンバーなら若い時代の実績踏まえ押さえ印を入れても良いかもしれない。
■ケイデンスコール
昨年の「NHKマイルC(G1)」2着馬。一貫して芝1600メートルを走ってきたマイラー。直近2走は2桁着順と大敗が続いている。出走したレースではメンバー上がり最速マークが多数、末脚決着となれば馬券圏内は期待できる馬だ。
■ドーヴァー
7歳馬。近年冬の競馬で好走が目立つ。好走の期待はその1点に尽きるか。
■モルフェオルフェ
重賞での実績はゼロ。掲示板にも入ったことがない。逃げ戦法での勝利実績はあるが重賞で通用するレベルとは言い難い。
■キャンベルジュニア
8歳馬。最後に勝ったのは2017年の「幕張S(1600万下)」。実に3年弱もの期間勝ち星から遠ざかっている。ピーク過ぎたとしか言いようがない。
■クルーガー
昨年は海外が主戦場だった。今年も海外路線が陣営の考えだとすると、同レースは叩きではと勘ぐってしまう。気になるのは「クイーンエリザベスS(豪G1)」2着、まだまだ力はありそうだ。
■スウィングビート
初の芝レース。ダート1600メートルの実績(距離実績)はあるが未知の領域で好走を期待できるほどのデータは他にない。
■ロワアブソリュー
芝1400メートルの馬。距離延長は厳しい。
■ゴールドサーベラス
8歳馬。重賞実績は[0-0-0-9]。厳しい。