こんにちは。
今日は「武豊 2019年」をテーマに記載します。
12月29日(日)、中山競馬場で行われた東京大賞典。武豊騎手が騎乗したのはアポロテネシー。道中、先頭を走るも直線で馬群に沈み9着となった。
今年の武豊騎手は競馬界を賑わす「偉大な記録」尽くめの年だっただけに、最後にもう一花咲かせるのでは!?と期待してしまったのは欲があり過ぎたか。そううまくは行かない。
■2019年リーディングジョッキー3位
【2019年リーディングジョッキー】
1位:C・ルメール
2位:川田将雅
3位:武豊
2019年JRA全日程終了。2019年のリーディングジョッキーは、164勝を挙げたC・ルメール騎手となった。3月と5月に2度の騎乗停止処分があったので、一時は川田騎手がリーディングかと思ったが、巻き返した結果となった。
そんな中、注目したいのは3位の武豊騎手。
今年で50歳。大リーグで活躍したイチローは45歳で引退。比べる必要は無いが、アスリートとして50歳という年齢でこれほどの成績を残せるものなのか?と改めて考えさせられる記録だ。
■“最年少&最年長”菊花賞制覇
今年は、なんと言っても「菊花賞」制覇が印象に残るニュースと言っていいだろう。
50歳7ヶ月6日での菊花賞制覇は史上最年長記録。また、さかのぼる事88年、ここでも菊花賞をスーパークリークで制している。この勝利は19歳8ヶ月の最年少記録。武豊騎手は「菊花賞」において実に“最年少&最年長”制覇を達成したことになる。
さらに、この勝利で、3元号(昭和、平成、令和)でG1制覇という記録も達成となった。
これは、長い間、第一線で活躍し続けないと成しえない記録で到底マネできるものでもない。改めて偉大さを感じる。
■交流G1完全制覇
11月にJBCレディスクラシックをヤマニンアンプリメで勝利し、交流G1を完全制覇となった。
完全制覇はもちろん凄いことだが、前日まで海外で騎乗し帰国翌日のレースで達成した記録という点が更に凄さを増す。ヤマニンアンプリメは初コンビ、世界を股にかけるレジェンドは初コンビの馬でも勝利に持っていけるのだと感心させられた。
今年は記録尽くめの年、最後には4年ぶりのJRA年間100勝も達成した。
競馬でパッと思いつく騎手はというと未だに「武豊」ではないだろうか?武豊騎手に変わるニューヒーローに期待したいが、これほどの記録を作った騎手が現役にいる以上難しいか。
来年は51歳、インタビューなどを聞くと武豊騎手の競馬への情熱はまだまだ冷めていない、来年も更なる活躍を期待したい。