こんにちは。
今日は「有馬記念を完勝したリスグラシュー」をテーマに記載します。
2019年の有馬記念を優勝したのは、これがラストランとなるリスグラシューだった。
■アーモンドアイとリスグラシュー
多数のG1実績馬、多数のラストラン、そしてアーモンドアイの参戦、例年になく豪華な顔ぶれ。人気はアーモンドアイが単勝オッズ1.5倍と勝ったリスグラシューの6.7倍を圧倒していた。
アーモンドアイは安田記念3着があったものの、その他のG1を人気に応え勝利してきた。4歳でその数は実に6回と驚異的な記録である。そんなアーモンドアイに疑いを持つのが難しいのかもしれない。
一方、リスグラシューはG1を3勝と単純に数だけを見ると、アーモンドアイに目おとりするが、その他の重賞に関して、馬券圏内に入る成績を数多く残しており安定していた。
■リスグラシュー、5馬身差で圧巻の勝利!
有馬記念の大舞台でリスグラシューが5馬身差で勝利する光景を誰が予想しただろうか。アーモンドアイの光景はイメージした競馬ファンはいたかもしれない。
結果はと言うと、まったく違うものであった。
中山の舞台でぶっちぎりの勝利を挙げたのはリスグラシュー。9着と馬群に沈んだのはアーモンドアイ。明暗は分かれた。競馬に絶対はないとよく言うが、今回の有馬記念は特にそう思った。
■ラストランを有終の美で飾る
今年はレーン騎手とのコンビで宝塚記念、コックスプレート(豪G1)を制し、ラストランで有馬記念まで制す。しかも、牝馬では史上初の「グランプリダブル制覇」の記録まで達成。これ以上にない“有終の美”だ。
5歳で大きく花開いたリスグラシュー、「大器晩成の名牝」と言っても誰も疑わないだろう。
競走馬生活、お疲れさま。
出典:netkeiba.com(撮影:下野雄規)