皐月賞、サトノフラッグ(見解)
■4戦3勝 [3-0-0-1]
父の名がつけられた前走の「弥生賞ディープインパクト記念(G2)」で、ワーケア、オーソリティなど実力馬を打ち負かし、一躍クラシック候補に名乗りを上げた。
重馬場の中、後方から外を回して上がっていく姿は父ディープインパクトを彷彿とさせた。重馬場でこれだけのパフォーマンス、良馬場だったら、さらに末脚に磨きがかかるだろう。
■鞍上、C.ルメール騎手
鞍上は、今回が初騎乗となるC.ルメール騎手。3年連続リーディングジョッキーに輝いた騎手、今年(4月12日現在)も2位と好調が続いている。
サトノフラッグ、ワーケアどちらも生産者がノーザンファームである。C.ルメールを騎乗させるため、ワーケアを回避させたのではと勘ぐってしまう。
ノーザンファームとしては、クラシックを「サトノフラッグ×C.ルメール」で勝利というシナリオを選択したのかもしれない。力の入れ具合が伺える。
G1実績こそないが、皐月賞と同舞台の中山・芝2000メートルで勝利し勢いはメンバー屈指と考えたい。距離適性、中山適正、鞍上、能力、どの面をみてもメンバー上位、死角はない。3強の一角として期待の一頭だ。