こんにちは。
今日は「スプリングS×ヴェルトライゼンデ」というテーマで記載します。
3月22日(日)、中山競馬場で開催される「スプリングS(G2)」。3着まで、春のクラシックである「皐月賞(G1)」への優先出走権が与えられる重要なトライアル戦である。
過去さかのぼると、2011年オルフェーヴルはその後3冠馬に輝いた。その他、2015年キタサンブラック、2017年ウインブライト、2018年ステルヴィオなど、その後の活躍が目覚ましい馬たちがここから誕生している。
今回、人気上位に位置しているヴェルトライゼンデに注目してみたい。
【記事のポイント】
・3戦2勝 [2-1-0-0]
・良血馬
・鞍上池添謙一騎手
■3戦2勝 [2-1-0-0]
昨年の暮れに行われた「ホープフルS(G1)」2着。2019年のJRA賞最優秀2歳牡馬となったコントレイルに敗れはしたが、メンバー上がり最速をマークし、同馬に直線で猛追した走りは見事であった。
また、同レースではワーケア、ラインベックなども出走しており、それら一流どころのメンバーに先着している点も評価できる。
■良血馬
父ドリームジャーニー、母マンデラ。
兄に2012年皐月賞でゴールドシップの2着と奮闘したワールドエース。そして、昨年の「菊花賞」覇者であるワールドプレミアを持つ良血馬。
母マンデラが輩出してきた馬にはこうした実績馬がいるが、同馬はその3頭目の牡馬となる。この血統的な魅力は、今回のレースのプラス材料として考慮しておきたい。
■鞍上池添謙一騎手
父ドリームジャーニーと言えば、池添謙一騎手で2009年「宝塚記念(G1)」「有馬記念(G1)」とグランプリを連覇したのが有名。
父の背中を知る男が、その仔ヴェルトライゼンデに騎乗し、皐月賞トライアルに出走となれば、競馬ならではのロマンを感じるし、自然と期待が湧き上がる。
これまで、好位につけてメンバー上がり最速の末脚で勝負してきた。また、どんな条件、相手とでも安定した走りをみせ、堅実な結果を残してきたのも評価できる。
極端なスローからの末脚勝負や、後方からの競馬を余儀なくされる展開にならなければ、上位争いは間違いないだろう。
実績、能力ともにメンバー屈指、無理にケチを付ける必要はなく予想は重い印で良いのではないだろうか。重賞初制覇に期待が高まる。