こんにちは。
今日は「金鯱賞×サートゥルナーリア」というテーマで記載します。
3月15日(日)に中京競馬場で行われる「金鯱賞(G2)」。現在、予想オッズトップ(※)のサートゥルナーリアに注目してみたい。
【記事のポイント】
・8戦5勝 [5-1-0-2]
・左回りは不安材料か?
・無観客競馬は好材料
■8戦5勝 [5-1-0-2]
【2歳】
デビュー戦、続く「萩S(OP)」、そして暮れの「ホープフルS(G1)」と、全てのレースで1番人気に応え勝利した。
【3歳】
3歳の始動は「皐月賞(G1)」と、実に約4ヶ月の間隔が空いた後の実戦だったが、末脚を使い混戦を制した。
クラシック第2戦の「日本ダービー(G1)」は出遅れもあり4着止まり、その後秋では「神戸新聞杯(G2)」1着、「天皇賞秋(G1)」6着、「有馬記念(G1)」2着と結果を残し、その年の「JRA賞最優秀3歳牡馬」に選定された。
デビューから常に1倍台のオッズ、直近2戦はやや人気を落としているが、大きく期待を裏切るような結果は無く、着実に実績を挙げてきた実力馬と言える。
■左回りは不安材料か?
これまでのキャリアで馬券外になったレースは「日本ダービー」と「天皇賞秋」の2つ、どちらも東京競馬場開催。
これだけみると「左回り」が苦手と言えそうだが、4歳の始動戦をその「左回り」となる中京の「金鯱賞」を選択した陣営の意図が読み取れない。
もちろん「左回り」ではなく「東京」に原因があるということも考えられる。そのため、今回のレースは“苦手なところを見極める”ための試金石になるのではと思われる。
■無観客は好材料
シーザリオの仔ということで気性面が気になる。観客前でスタートとなる東京開催の「日本ダービー」「天皇賞秋」をともに出遅れ。特に「日本ダービー」はゲートに入る前から入れ込んでいた。
今回、無観客競馬という静かな環境で競馬ができれば、落ち着いて競馬ができることは間違いないだろう。
もちろん、3歳からの成長を考えれば、今更、観客の歓声で入れ込むという自体は考えにくいが、今回のように無観客で競馬ができるに越したことはない。ひとまず不安の可能性は減ったと考えるのが自然と思われる。
「JRA賞最優秀3歳牡馬」に選ばれ、誰もが認める世代最強の座は得た、今後は古馬相手にどこまでやれるかが課題、そこをクリアし目指すは「現役最強」。
今回、「有馬記念」で完敗したリスグラシューはいない。さらに「天皇賞秋」で負かされた馬たちもいないとなれば「大阪杯(G1)」に向けた前哨戦は、手堅く勝利しておきたいところだ。
4歳の始動戦をキッチリ勝利し「現役最強」への第一歩を踏み出したい。