【フェブラリーS】モズアスコット、ダートG1制覇!本格的な二刀流の幕開け!

こんにちは。

今日は「フェブラリーS、モズアスコット優勝」というテーマで記載します。

 

今年最初のダート王決定戦、東京11R「第37回フェブラリーステークス(G1、4歳以上、ダート1600メートル)」。1番人気のモズアスコットが優勝。勝ちタイムは1分35秒2。

 

【記事のポイント】

・レース回顧

・モズアスコットの血統背景

・矢作芳人調教師、JRA・G1実施機会3連勝

・モズアスコットの今後

 

 

■レース回顧

問題なくスタートを切ったモズアスコット。向正面で折り合いをつけ中団で抑えの競馬。ワイドファラオがハナを切って逃げ戦法を取り、やや縦長の展開。

 

4コーナーを回った辺りから末脚を発揮し、残り400メートル辺りでは好位の内からスルスルと伸び、最後は外に出し先行集団をまとめて交わすと堂々と先頭でゴール。2着に2馬身半差の圧勝劇でダートG1を制した。

 

前走の「根岸S(G3)」での完勝を見て、ダートへのポテンシャルを感じたが、流石にG1レースで同じように通用するとは思っておらず、筆者の予想は「対抗」までとした。

 

今となっては馬のポテンシャルを信じきれなかったことに悔しさが残るが、一方で「本格的な“二刀流”」が誕生したことに、ますますこの馬への期待が高まったのも事実。今後が楽しみだ。

 

 

■モズアスコットの血統背景

勝ったモズアスコットは、父Frankel、母India、母父ヘネシーと母方はダート色のある血統。一方、Frankelはサンプルが少なく、産駒がダートで活躍する傾向であることは、ハッキリとしていなかった。

 

今回、矢作調教師はモズアスコットで「Frankel産駒のダートの可能性」を大きく広げたわけだが、これは世界的にみても大きな一歩と見て良いのではないだろうか。素晴らしい挑戦であり、競馬界にとって大きな結果を残してくれた。

 

 

■矢作芳人調教師、JRA・G1実施機会3連勝

馬以外の話題だが、モズアスコットを管理する矢作芳人調教師。昨年、「有馬記念(G1)」を制したリスグラシューの調教師として注目だったことは記憶に新しい。

 

その後、暮れの「ホープフルステークス(G1)」、そして今回の「フェブラリーステークス(G1)」と、なんとG1を3連勝したのだ。これは2004年の松田国英調教師以来2人目の快挙。

 

モズアスコットのダートでの活躍だけでなく、調教師界の記録の達成と、このレースにはいくつもの嬉しいニュースがあった。

 

 

■モズアスコットの今後

今後は、春に豪G1の「ドンカスターマイル・芝1600メートル」、そして秋にはアメリカの「ブリーダーズCダートマイル」を予定している。

 

6歳の古豪モズアスコット、矢作調教師によって本格的に芝・ダートの二刀流として育成されていくことになる。競馬ファンとして、これほど楽しみなことはない。今後のモズアスコット×矢作調教師に目が離せない。